この日、地元には「輪島まつり」や、「庄川観光祭」などが、花火が上がるイベントであったが、今年はETC割もあり、過去に見たものよりも、未知なる世界へ・・・・、という訳で、各地の花火愛好家が集まる西枇杷島まつりへ。
時間に余裕を見て昼頃到着、早速集まっている花火愛好家の方とあいさつや談義を交わしつつ、お祭り見物へ。
花火会場となる河川敷からは、名古屋のビル街がドーンと陳列しているのが見えるが、一歩裏に入ると、そこは旧道のとても細い入り組んだ場所で、昔ながらの町並みが残っている。
石川県でも、能登のキリコやでか山などの山車はあるが、名古屋地方の山車は、場所が変われば文化も違う。山車マニアのお話では、本格的な名古屋式なんだそうで、石川県では漁師の町が多いからだろうか、やんちゃな部分もある山車(あばれ祭りは、特にヤバイっす・・・・)も、ここではとても大人しく繊細に見える。
そういった違いが、きっと県民性や日常の生活にも差があるんだろうな〜。
今回の担当業者さんは、地元愛知県の磯貝煙火店さん。メロディー花火を初め、万華鏡、光の宝石などを始めとする独特の世界観を持つ花火で、花火界を一世風靡した、日本を代表する煙火店の1つ。
私が見たことがあるのは、花火競技大会であったり、名古屋港やいせはら芸術花火大会など、普通とは違う、特別の趣旨を持った大会しかない。西枇杷島まつりは、打ち上げ、スターマイン、仕掛け花火であったりと、ごくごくオーソドックスな進行の花火。それだけに、なおのこと、とても楽しみにしていた。
花火内容はオーソドックスでありながら、6台あったスターマインは全て違う顔を持つものだし、単発でも特に後半部分では、それこそ磯貝煙火店パワー炸裂といった感じで、花火単発でも強烈な存在感、時折行われていた庭園花火も、今大会では良いアクセントになっていたと思う。
最後のスタマ、光の宝石連打の時は、キタキタ!と思いシャッターを切り、Vトラの錦冠一斉であっという間に終了。もっと見たい!腹8分という感じ、だけどそれがまた・・・、うん、チクショー(笑)
磯貝煙火店は、花火愛好家の中でもファン層の多い業者さん。伝統的な部分も踏まえながらも、そこから派生した独特の世界観がちょっとよそでは見られない花火、今宵の花火を見ても、やっぱり強烈だなぁ〜と思ってしまうのである。
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