8月14日 長野県 安曇野市 第3回 安曇野花火 晴れ


 さて、当日は遠くは男鹿半島の花火を行こうかと思っていた。しかし、負けた・・・・・遠さに負けた(^^;)
 近くでは何かないかな〜と思って、やっぱり困ったときの花火愛好家仲間とのコネクションである。そこで、ここの安曇野花火の事を知ったのである。
 以前、水郷明科という名前で行われていた時は一度観覧したことはあるが、あまり良い印象は持ってなくて、全くのノーマークだった。近年は開催地も下流側に移し、公式HPを見ても花火にかなりの力の入れように思えた。これは行ってみるしかあるまい!

 夕刻頃現地入りしたが、メイン会場土手下の平地は、ほぼ有料観覧席となっており、自由に観覧できる場所は、正面では目ぼしい場所はほぼ場所取りは完了していた。先着の花火愛好家仲間が場所取りを完了しており、そこにお邪魔させて頂くことにした。
 だいたい、最初に観覧する場合は、メイン会場でというのが私の考えであり、よほどの悪条件でない限り、これを守る。撮影は、花火筒が見えなかったため、どこからどのようにして上がるのが検討つかず、こういった場合は出たとこ勝負である。あくまでも、本日は観覧優先。

 開始間際になると有料観覧席の方も人で埋まってきて大盛況。消防団による演奏が始まり、大会開催にあたり挨拶があった後、花火大会はスタートした。観客席や舞台挨拶などを照らしていたアドバルーン投光器も消され、漆黒の闇の中、なかなかの好コンディションだった。

 花火内容は、オープニングスターマインの後、安曇野の四季をイメージした花火が主軸となり、合間にキャラクター花火、メッセージ花火、芸術花火、音楽花火、ラストはワイド金色大瀑布で締めくくる内容だ。

 思ったより打ち上げ筒が観覧場所から近く、のっけからあまりものワイドぶりに、はっきり言って撮影お手上げ状態。しかし、オープニングから素晴らしい花火!錦先物を主軸とした内容、切れの良い素晴らしい発色の花火が上下パノラマに大展開!!!撮影そっちのけで、拍手喝采である。

 そのあとの安曇野の四季をイメージした花火は、春夏秋冬は、特注品の花火も多く、今大会のために作られたスペシャル仕様であった。共に、充分すぎるほどの内容であったが、私は桜をイメージしたワイドスターマインが特に印象に残っている。紅点滅系のワイド系スターマインだが、ゆったりと打ち上げられ、大玉まで積み上げられていく、玉の素性も素敵で何とも味わい深かった。

 芸術花火では、八重芯,三重芯,四重芯といった多重芯から、千輪,マジック系の星を使用したものまで様々あったが、私を驚かせたのが、「八重芯虹色牡丹の華」であった。これは文章でどうのこうの言わない・・・写真を見て下さい(^^;)。噂には聞いていたが、何とも複雑な・・・・・。多重芯なんかも恐るべき決まり具合であった。

 ここでは、メッセージ花火も凝っている。メッセージを読み上げて打ち上げられるのはどこも一緒だと思うが、協賛金や内容によっては、ワイド仕立てにする凝りよう。はっきり言って、1つのプログラムのために筒を用意したり、電線を張ったりと、準備する側は色々と大変なのである。

 これほどの内容にするには、よほど花火に熱心でないと、まず開催出来ないだろう。主催者側と花火業者の信頼関係があってこそだと思う。一発をより多く打ち上げるという発想ではなく、より花火を魅せるか!という事に重点を置き、花火を打ち上げるのに思いっきりコストをかけている。入札制などで花火業者を決めている主催者なんかでは、とてもとても不可能(>_<)
 今後ともとても楽しみな花火大会となった。


<HOMEに戻る> <観覧記録インデックス>

inserted by FC2 system