8月4日 石川県川北町 北國大花火川北大会 くもり


 降水確率70%と、今シーズンは何かと天候に悩まされた訳ですが、予報とは裏腹にくもりの状態で持ち堪えてくれた。この日は、小幡さんの来る中日金沢もあったのだが、仕事の関係もあって数年ぶりに川北をチョイス。
 というのも、今大会は毎年玉数増量と謳っていて、今回は公称16000発、数年後には20000発にするなんて新聞に載っていたので、どれどれ、どんなもんかいなという感じで行ってみる事にした。

 観覧した感想はというと、まぁ過去の実績などである程度は予想はしていたのですが、一言で言うなれば、玉数を上げるのに如何にコストダウンしたかという花火大会だったという感じしか受け取れなかった。

 プログラムは、とても花火の事を分かっている人間が組んだものとは思えない。あまりにもひどすぎるものだし、もちろんそのプログラム通りに花火を打ち上げる訳でもない・・・・。
 プログラムを考えたり、そのために花火を揃えたりするのも、花火の製造,打ち上げにかかるコストであるため、そういう手間を省いてまでも、玉数に拘っているという事か。

 名物の2尺は、今年は2発に減少(昨年度は5発上げたとか・・・・)。ここの大玉は全て小割浮模様ですが、質的には今ひとつ。色が暗いし何とも頼りない。
 上がっている花火は、永遠に同じ花火の繰り返しで退屈そのもの・・・・、見た目に変わったのが虹の架け橋の斜め打ちくらいだろうか。
 大玉に関しては、一時期よりも良くはなっているが、やはり永遠に同じ玉の繰り返し。最後の空中ナイアガラでは、ドサクサに紛れて、変な花火を打つ始末・・・尺だし音は派手ですなぁ。
 スターマインの途中で煙待ちをするのも、この大会で初めて見ましたよ・・・・なんて間抜けな・・・・。その中において、ヤシのスターマインだけは、発色が良くて非常に見栄えが良かった。スタマはそれだけ。
 10号の芸術花火に、まさかの業者さんが参加されていて、山崎さんの八重芯銀点滅が素晴らしい出来の花火だった。

 せっかく何でも出来る花火環境なのに、ただただもったいない。もっと、花火1発の重みを知るべきだ。

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